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電子書籍になりました!

<この記事はしばらくこの位置に置きます。最新記事は2つ下になります。>

 拙著シリーズ第八巻です。
7月にペーパーバック出版しましたが、このたび電子書籍になりました。

「古事記・日本書紀のなかの史実」の第二弾になります。
題名は『天岩戸神話とスサノオの正体』です。

圧巻は最後で、議論が多くあるスサノオの正体について、科学的に解明してます。
お読みいただき感想などいただけると幸いです。

ーーーーーーーーー
・誓約(ウケヒ)はなぜわかりにくいのか?
・アマテラスはなぜ天岩戸にこもったのか?
・ヤマタノオロチとは何者か?
・古事記・日本書紀にはなぜ国引き神話がないのか?
これらを詳細に分析していくなかで、最後に明らかになったスサノオの正体とは?
科学の視点でみた日本の国の成り立ちの秘密を初公開!

<目  次>

プロローグ ~ シリーズ全体の仮説
第一章 アマテルとツクヨミ
1.前著の振り返り
2.アマテル神社とホアカリ                    
3.小船越
4.ツクヨミ          
5.月読神社

第二章 スサノオの出自 
1.スサノオ神社と須佐神社 
2.熊野大社とクマノクスビ
3.出雲と紀伊と大和
4.荒神谷遺跡がもたらしたインパクト
5.スサノオの出自
6.出雲・新羅・筑紫と「天国」

第三章 誓約
1.スサノオ黄泉の国へ行く
2.淡海の多賀とは?
3.アマテラスはもともと男神だった?
4.誓約(日本書紀)
5.誓約(古事記)

第四章 天岩戸神話
1.素朴な疑問
2.日食との関係                               
3.招日・射日神話との関係
4.ギリシア神話との関係
5.スサノオは騎馬民族?
6.神婚                                         
7.神話のリアリティ

第五章 ヤマタノオロチ退治
1.スサノオ出雲へ天降る
2.スサノオの上陸地
3.ヤマタノオロチとは何者か?
4.ヤマタノオロチとの戦い
5.草薙の剣
6.須賀と須佐

第六章 スサノオの系譜
1.日本初の歌
2.「妻籠み」とは?
3.スサノオの系譜
4.国引き神話
5.オミズヌ
6.オオクニヌシとスサノオの関係
7.スサノオからオオクニヌシの系譜
8.オオクニヌシの別名

エピローグ                                    
1.スサノオの出自を科学する(1)
2.スサノオの出自を科学する(2)


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【訪問ありがとうございます!】初めて訪問くださった方へ

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訪問ありがとうございます。このブログは、様々な資料をもとに、日本古代史の真のすがたを解き明かしていくブログです。全体として、ひとつの読み物になってます。初めて訪問された方にわかりやすいよう、これまでの流れをまとめました。

【これまでの流れ】
日本の神話から始まり、中国史書、朝鮮史書を一通り読みながら、日本人(弥生人)の源流である倭人がどこからやってきて、邪馬台(壹)国、そして大和朝廷となったのかを、ひとつの壮大な仮説として導いてきました。その仮説のストーリーとは・・・

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倭国は日本に併合された?倭国は古の「○○国」なり!

YOUTUBE第七弾です!
【旧唐書・新唐書】倭国は日本に併合された?倭国は古の「○○国」なり!【古代日本の成立】

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古事記・日本書紀のなかの史実Ⅱ (6) 国譲り⑥ コトシロヌシ

 前回登場したオオクニヌシの息子のコトシロヌシですが、伝承の多い神です。

”『古事記』ではオオクニヌシ神屋楯比売(カムヤタテヒメ)命の子とされ、『日本書紀』、『先代旧事本紀』ではオオクニヌシと高津姫(タギツヒメ)神との子とする。
『日本書紀・神武紀』には、神武天皇の皇后となる媛蹈鞴五十鈴媛(ヒメタタライスズヒメ)命に関して
事代主神、三嶋溝橛耳神(ミシマノミゾクヒミミ、陶津耳)神の娘の玉櫛媛(タマクシヒメ)に共(みあひ)して生める子を、なづけて媛蹈鞴五十鈴媛(ヒメタタライスズヒメ)命ともうす。』
とあり、コトシロヌシは神武天皇の岳父となっている。

これは『古事記』で大物主(オオモノヌシ)神三嶋湟咋(ミシマノミゾクヒ、陶津耳命)の娘の勢夜陀多良比売(セヤダタラヒメ、活玉依毘売)との間に比売多多良伊須気余理比売(ヒメタタライスズヒメ)を生んだことと一致する。また『日本書紀』で三輪氏の祖の天日方奇日方(アマノヒガタクシヒガタ)命を生んだことと、『古事記』で三輪氏の祖の櫛御方命(クシミカタ)を生んだことに一致する。

『先代旧事本紀』では、オオクニヌシとタギツヒメ(宗像三女神のタギツヒメとされる)の子として記述されている。なお海部氏勘注系図にはタギツヒメは「神屋多底姫」(カムヤタテヒメ)の別名としており、『古事記』の大国主神が神屋楯比売命を娶って生んだとする記述と一致する。(Wikipedia「事代主」より)

オオクニヌシ・コトシロヌシ系譜

コトシロヌシの母神カムヤタテヒメの別名はタギツヒメです。タギツヒメとは、宗像三女神の一柱ですから、北部九州出自です。つまりコトシロヌシは北部九州系統の血を引いていることになります。

コトシロヌシにはもうひとつ系譜があります。コトシロヌシの娘のヒメタタライスズヒメが、初代天皇である神武天皇の皇后になっています。
ところがこれですと、先の系譜と時代が合いません。これはどういうことでしょうか?

これはオオモノヌシ=コトシロヌシとした系譜です。なぜ出雲の神であるコトシロヌシが、奈良の神と同じなのか、という疑問もあります。

これに関して以前、オオモノヌシとはもともとは奈良の三輪の地主神であり、それが出雲の勢力が奈良に進出してくるにつれ、コトシロヌシに習合していったのではないか、という仮説を提示しました。

同様な言説があるので、紹介します。「大国主伝承の一考察」(岩下均)からです。論文では、
青木紀元氏の言説として引用しています。
”本来、オオナムチの神は出雲の、オオモノヌシの神は三輪の、コトシロヌシの神は葛城の神であり、それぞれの土地の「首渠」として、別々にあるのが、本来の自然の姿である。すなわち、三輪氏の奉ずる三輪の神、農耕に関係の深い水を支配する蛇体(三輪山式神婚譚)神は、以前には、大和朝廷に対して災いの脅威をあたえていた独立神であった(崇神天皇の御代「疫病多に」)が、大和朝廷の勢力増大に伴って、次第に出雲の神に接近し、ついには出雲の神の傘下に入り、大和朝廷に忠誠を誓う「出雲国造神賀詞」の立場に組み入れられ、大和に奉仕する「出雲系」とされた、ということではないか。”

コトシロヌシが本来葛城の神であったというのは異論があるところですが、オオモノヌシの神に習合していったという点では、同じ見解です。


↓ 新著です。よろしくお願い申し上げます!!


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【隋書倭国伝】聖徳太子の遣隋使はなかった?【ゆっくり解説】

 YOUTUBE第六弾です!

【隋書倭国伝】聖徳太子の遣隋使はなかった?【ゆっくり解説】

隋書を読み解きながら、倭国の真実を導いてます。




私が脚本書いてます。

楽しんでいただければ幸いです。






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プロフィール

青松光晴

Author:青松光晴
古代史研究家。理工系出身のビジネスマンとして一般企業に勤務する傍ら、古代史に関する情報を多方面から収集、独自の科学的アプローチにて、古代史の謎を解明中。特技は中国拳法。その他、現在はまっている趣味は、ハーブを栽培して料理をつくることです。
著書です。



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