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日本神話の源流(21)~ナルト抒情詩とオルペウス神話

さて先に、ギリシア神話のオルペウスの冥府行きの話が、日本神話のイザナギの黄泉の国訪問と似ている、という話をしました。

吉田氏は、ナルト抒情詩のなかにも似ているものがある、と述べてます。

ひとつは、ナルトのソフランが遠征に出かけた留守のあいだに、ナルトたちによって冥府に投げこまれた母のサタナを救出するために死者の国に赴き、冥府の王バラステュルの許可を得て、母を上界に連れ帰ることに成功したとされている話です。

もうひとつは、ソフランは冥府に妻を訪問したが、この時の訪問の目的は、死んだ妻を生き返らせることではなく、太陽の娘と結婚するため、亡き妻の助けを借りることであった、という話です。

二番目の話について、吉田氏は、
主人公が冥府で与えられた禁令を守らなかったために、不幸な目に遭ったという、オルペウスとイザナギの話に共通する禁忌の話根とよく似たモチーフが含まれている。”
と述べてます。

あらすじは次のとおりです。
・ソスランは、冥府を出発する前に、亡き妻から、何を見つけようとも決して触れぬようにと注意された。
・最初はこの注意を守っていたが、最後に古ぼけた帽子を拾い上げて、帯の間に挟んだ。
・ソウランはナルトの村の近くにきてひと休みすると、突然気まぐれをおこし、愛馬に向かって、「お前の急所を教えろ」と問いただし始めた。
・馬はしぶしぶ「蹄の裏側」と答え、今度は馬が「急所を教えろ」と問いただした。
・ソスランは、「ひざ」と答えた。
・馬は、「あなたは私とあなたを破滅させたのだ。古い帽子はずる賢いシュルドンだったのだ」と言った。
・こうして古い帽子に変身して待ち伏せしていたシュルドンに、自分と馬の弱点を知られてしまった。
このことがソスランの死の原因となった。

この話は、ソスランが、亡き妻の注意を守らずに古ぼけた帽子を拾い上げたために気まぐれをおこし、シュルドンに自分と愛馬の弱点を教えてしまうはめに陥り、それが原因で死んでしまう、というストーリーです。
たしかに、「禁忌の話根」のモチーフという観点からみれば、似てるといえば似てます。


オルペウス・イザナミ・ナルト禁忌の話根

一方、オルペウスとイザナギの話では、冥府訪問の目的は、両者とも死んだ妻を連れ戻すためですが、ソスランの場合は、太陽の娘との結婚するために亡き妻の助けを借りるためであり、異なります。

そうなるとはたしてナルト神話(ソスラン)が、ギリシア神話(オルペウス)や日本神話(イザナギ)と関係しているといえるのか、という疑問も残ります。

ようは偶然の一致ではないのか?、ということです。

人間は、今も昔も似たようなことを考えるものでしょう。
目的を達するために旅に出たものの、約束や注意を守らなかったために失敗した、というのはだれでも思いつく話であり、また聞いているほうにとっても面白く興味を引く話です。ですから作者が話を作った際に、たまたま同じようなストーリーになった、という可能性もなくはないとも考えられますが、次に進みます。

吉田氏は、この話のなかに、注意を引くもうひとつの点として、
”ソフランが死者の国に亡妻を訪ねる、というオルペウスを彷彿とさせるような、霊妙な魔力をもつ音楽の奏者として、再度にわたり描写されていること。”
を挙げてます。

あらすじは、
・ソスランは、一頭の鹿の跡を追っていくうちに、太陽の娘の住む城に行き着いた。
・城で、自分がこの美女の婚約者として定められていた人物であることを知らされた。
・しかしそれと同時に、彼は結婚の条件として、いくつかの難題を課された。
・そしてその一つの、冥府に生える樹の葉を獲得するという課題を果たすために、彼は亡妻の助けを得ようとして、死者の国を訪問した。
というものです。

このなかで、
1.ソスランが城に足を踏み入れたとき、二弦の楽器を奏で、妙なる楽の音を鳴り響かせると、野の獣や空の鳥が集まってきて聴き、城の壁までが躍り出し、遠くの山々までもこだまを返して伴奏をつとめた。
2.太陽の娘との結婚の条件として、三百頭の獣を集めて引き渡すという課題があった。これを果たすために、
を吹き鳴らすと、その音楽につられてたちまち集まった。
と描写されてます。
これが
”霊妙な音楽の力で、野獣や木石をも感動させたといわれる、ギリシア神話のオルペウスと酷似している。”
と指摘してます。

たしかに似ていますね。
もっともこの類似についても、古代において王権と祭祀は一体のものであり、祭祀と音楽は強い結びつきがありましたから、「王たるものが楽器を奏でれば、森羅万象すべてを支配できるのだ」という思想がもともと広く地域一帯にあった可能性があります。
そうなると、必ずしも神話の伝播ということを考えなくとも、説明はできます。

ところで、吉田氏は指摘してないのですが、私はもうひとつ、日本神話との類似に興味をもちました。

「ソスランが結婚の条件として、いくつかの難題を課された」というところです。
ここが、オオクニヌシの話と似ています。

あらすじは、
・八十神達の暗殺計画から逃げたオオクニヌシは、スサノオが住む「根の堅洲国(ねのかたすくに)」に行く。
・そこでスサノオの娘、スセリヒメと出会い、一目惚れする。
・オオクニヌシはスサノオに結婚の許しを請う。
・スサノオは簡単には応じず、「蛇がいっぱいいる部屋で一晩過ごす」「ムカデと蜂の部屋に閉じ込められて一晩を過ごす」などの条件を出す。
・オオクニヌシはすべて成功して、スセリヒメと結ばれる。

というものです。

もちろんこの話も、娘との結婚の承諾にきた男に、無理難題を押し付ける、というどこにでもある話ではありますが、パターンとしては似てるといえます。

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日本神話の源流(20)~ナルト抒情詩とスキュタイ神話

ナルト抒情詩ですが、吉田氏はそこに、ギリシア神話の痕跡がある、と指摘してます。

前回取り上げたゼラセは、夫の死後双児の兄弟ウリュズメグとヘミュツを生んだあと、実はもう一人、娘を生んでます。この娘は抒情詩全体のなかで中心的な役割を演じることになるサタナですが、彼女の誕生の顛末は、すこぶる奇異なものです。

あらすじは次のとおりです。
・夫のエクセルテグとその兄のエクセルの二人を失ったゼラセは、悲嘆に暮れ、亡骸をどのようにして墓に埋めようか悩んでいた。
・そこにかねてからゼラセに目をつけていたワステュルジュがやってきて、自分と結婚するなら埋葬してあげよう言った。
・ゼラセが承諾すると、ワスチュルジュはまたたくまに埋葬して立派な墓を建てたが、ゼラセは身を清めてくると言って、海に行き、海底の父の館に戻ってしまった。
・ゼラセは二人の息子とともに陸上で暮らしたが、亡くなり埋葬された。
・ワスチュルジュがやってきて、墓のなかに入り込み凌辱したのち、愛馬にも犯させた。
・1年後に女児と馬が生まれ、ウリュズベグによって取り出されて養育された。
・女児は絶世の美女サタナとなり、馬は名馬となった。
・サタナは、しぶる兄ウリュズベグを説得して、彼と結婚した。

この話について、
"サタナとその母親ゼラセは、ともにイラン系遊牧民に崇敬されていた水界と結びつきの深い大女神が、抒情詩伝説の中で半神的女性(あるいは女帝)に変化したものとみられる。”(P179)
と述べてます。

また、
ゼラセが墓の中でワステュルジとその馬によって次々に犯され、その結果、彼女から双児の子としてサタナと馬が生まれるという話は、デメテルとポセイドンを主人公とするギリシア神話、およびアマテラスとスサノオを主人公とする日本神話の双方と、明らかに似ている。
”女神的存在が、乱暴者の男神的神と馬に犯され、子として女神的存在と馬が生まれている点で、ギリシア神話といちじるしく近似している。”(P180)
と指摘してます。

ここでナルト抒情詩、ギリシア神話、日本神話を比較してます。

アマテラスとスサノオ
は、誓約を行った結果、5男3女が生まれました。誓約が何を意味するのか、さまざまな解釈がされてます。中には、アマテラスがスサノオに乱暴されたことをほのめかしている、という説もありますが、何とも言えません。

またアマテラスとスサノオは、イザナギとイザナミから生まれた姉と弟の関係であり、デメテルとポセイドンも同様ですが、ワステュルジとゼラセは、異なります。
できた子供も、ナルト抒情詩とギリシア神話は、娘と馬で同じですが、日本神話は5男3女で異なります。

このように必ずしもすべてが類似しているとはいえませんが、モチーフとしては類似しているとはいえましょう。

ギリシア・ナルト・日本神話比較


こうした類似性から吉田氏は、ギリシア神話がアジアステップ地帯のイラン系遊牧民に伝わり、それが日本に伝わった、と考えているようです。

いちおうもっともな仮説に聞こえますが、どうでしょうか?。

詳細にみていくと、そうとはいえないところがあります。

たとえば、今の物語でいえば、ギリシア神話と日本神話は、姉と弟の関係ですが、ナルト神話は異なります。「ギリシア⇒ステップ地帯⇒日本」と伝わったのであれば、途中のステップ地帯も、同じように姉と弟の関係として残るのが自然です。

また、できた子供がギリシア神話とナルト神話の「娘と馬」に対して、日本神話では「5男3女」であり、これが伝搬に伴って変化した結果といえるのか、という疑問もあります。

このように課題は残るのですが、これだけではすぐに結論が出るものでもないので、次に進みます。

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日本神話の源流(19)~ナルト抒情詩

前回は、古代にユーラシア大陸のステップ地帯で活躍したイラン系遊牧民の神話をヘロドトスのスキュタイ神話をみました。もうひとつ、オセット人の間に口承されている「ナルト抒情詩」と呼ばれる英雄伝説があります。

"旧ソ連領に属する北カラカス(コーカサス)地方の中央部に居住するオセット人は、イラン系遊牧民の強力な一派であったアラン人の後裔であり、アラン語から変化したと思われる言語を話している。彼らのあいだに伝わるナルトと呼ばれる半神的英雄の種族を主人公とする抒情詩伝説は、いろいろの点からみて、アラン人が古代に所有していた神話が変化したものであることが確実と考えられる。”(同書P165)

吉田氏はこのように述べてます。一方近年の遺伝子学からは、別の指摘もされてます。

”オセット人は長らく、スキタイ、サルマタイ、アラン人などの古代の黒海北岸一帯で活動したイラン系民族の後裔だとされており実際にイラン系言語を話すが、分子生物学の見地からはスキタイ人の(少なくとも父系の)末裔ではないことが明らかになった。古代のスキタイの墓から出土する遺骨の遺伝子分析からスキタイ人の父系の末裔はスキタイと共通するハプロタイプR-M17を圧倒的な割合で持つスラヴ人であることが判明した一方、ハプロタイプG-L293が圧倒的なオセット人はスキタイの末裔ではあり得ない。しかしおそらく少なくともアラン人の末裔の可能性はまだ残されているだろうとは考えられている。”(Wikipediaより)

男系からみるとスキュタイ人の末裔とはいえないが、アラン人の末裔の可能性もある、ということです。

吉田氏は、
”抒情詩のなかに描かれているナルトの風習が、しばしばヘロドトスらによって記述されたスキュタイ人の風俗と、すこぶるよく一致している。”
として
・「ナルトの啓示者」と呼ばれる思議な酒盃
・しばしば英雄が殺した敵の頭皮を剥ぎ取り、これを材料にして女たちに外套を縫わせる。

を挙げてます。
こうした事例から、
”ナルト抒情詩が、古代のイラン遊牧民の伝承にさかのぼる要素を、現在まで相当忠実に保存している。”(P168)
と述べてます。

さらにもっとも有名なエクセルテッカテ家の起源を挙げてます。

あらすじは、以下のとおりです。
・ナルトの果樹園にあらゆる傷と病を癒す一本のりんごの木があったが、一日に一個しかならず、夜の間に盗まれてしまう。
・ウェルヘグの双児の息子、エクセルとエクセルテグが順番に見張りの役をつとめることになった。
・ある夜、エクセルテグが終夜番をしていると、三羽の美しい鳩が侵入してきた。
・エクセルテグが矢を放つと、一羽は命中したが、他の鳩とともに逃げ去ってしまった。
・兄を起こしてことの次第を話し、鳩の血を拾い集めた。
・エクセルテグが血の跡を追うと、海岸にたどりついたので、海底に降りることにした。
・エクセルテグは兄に、もし白い泡が海面に浮かべば自分は生きて帰るから、帰りをまってほしいと言って、海底に向かった。
・海底に降り立つと、海の支配者ドンベッチュルたちの光まばゆい館があった。
・輝くばかりの美しい姉妹がおり、姉妹から、夜ごとナルトの果樹園を荒らしにいっていたが、昨夜エクセルの矢で姉妹の一人であるゼラセが傷を受けたことを聞いた。
・ゼラセにもっていた血を吹きかけるとたちまち元気になり、エクセルテグはゼラセと結婚した。
・二人は兄のエクセルのもとへ戻ると、一軒の見慣れぬ小屋があり、そこに入った。
・エクセルテグが外へ出かけると、、エクセルが戻ってきた。
・ゼラセはエクセルをエクセルテグと勘違いしたが、エクセルはゼラセを弟が連れ帰った妻と察した。
・エクセルは眠っている間に、自分の身体がゼラセに触れないように、二人の間に剣を置いて寝たところ、ゼラセは怒り、部屋の片隅にうずくまった。
帰ってきたエクセルテグは、ゼラセが凌辱を受けたと早合点して、エクセルを刺殺した、
・ゼラセからことの次第を聞いたエクセルテグは、絶望のあまり自らの命を絶った。
・ゼラセはいったんは海底の父母のもとに戻った。
・ゼラセはエクセルテグの子供を身ごもっており、陸にあがり双児の兄弟ウリュズメグとヘミュツを産んだ。
ウリュズメグは、戦士の家エクセルテッカテ家の家父長となり、ナルト一族の統領としての役割を果たす。


この話について、吉田氏は、
”ホオリ(ヒコホホデミ)とトヨタマヒメの結婚を主題とする日本神話ときわめてよく似ている。”
と指摘してます。その理由として、以下を挙げてます。
(1)主人公が双児の兄弟ののほうであり、かつ弓の名手であった。
(2)主人公は逃した獲物の跡を追って海底に行き、そこで海の支配者の娘と結婚している。
(3)その後主人公は、ともにしばらくの間、きらびやかな海神の館に逗留して、新妻と幸せな日々を過ごす。
(4)ある日突然との約束を思い出して、陸上に帰る。
(5)兄とのあいだに争いを持つ。
(6)主人公の妻は、彼の胤によって懐妊した子を出産するために、わざわざ陸に上がる。
(7)生まれた子は、日本では皇室の、オセット伝説では首長的役割を果たす英雄の家系の始祖となる。

いろいろな登場人物が出てきて、人間関係がわかりにくくなっていると思われるので、系図で整理します。なお系図には、今回の登場人物だけでなく、今後の話と関連するものも入れてあります。

ナルト抒情詩系図
海幸彦系図

ホオリとトヨタマヒメの話(すなわち海幸彦・山幸彦が登場する釣針型神話)では、釣り針をなくした弟に対して兄が責め立てて意地悪をしたり、海底から戻った弟が最後に兄を屈服させるとなっているとおり、兄弟の仲は良好ではなく、また二人ともこの時点では死んでいないなど、細かいところは異なります。
しかしながら概ねのストーリーとしては、似ているとはいえます。

さらに吉田氏は
”特に注意に値すると思われるのは、
(1)両神話とも、王朝起源伝説である。
(2)天神と水の神の娘の結婚によって王家の始祖が誕生するというモチーフにおいて、天から三種の神宝を保有していた古代スキュタイの王家起源伝説とも符合している。”

”このことを、オセット伝説がスキタイ人と同系統のアラン人の古伝承にさかのぼる話素を多く保存することが確実である、という事実とも照らし合わせて考えれば、次のような推測が成り立つ。
(1)オセット伝説の内容は、イラン系遊牧民が古く所有していた王家の起源伝説の構造を、そうとう正確に保存している。
(2)日本のホオリ(ヒコホホデミ)とトヨタマヒメを主人公とする話は、このイラン系遊牧民の神話が、アルタイ系民族に受容され、朝鮮半島を経由して持ち込まれた。
(3)日本で、釣針捜索のモチーフや、海と山の対立によって洪水が起こるという観想などを含んでいた南方起源の説話と結合し、その結果、われわれが「古事記」や「日本書紀」で読むような形をとるようになった。”(同書P175)

つまり日本神話は、中央アジアステップ地帯のイラン系遊牧民の神話が、中国、朝鮮半島経由で伝わり、南方から伝わった神話と融合して形成されたというわけです。

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日本神話の源流(18)~スキュタイとの比較

岡正雄氏によれば、
”朝鮮半島を経由して、わが国にまで伝搬したと考えられるユーラシアのステップ地帯のアルタイ系騎馬遊牧民の文化に起源をもつ神話素が、日本神話の中で、かなり重要な部分を構成している”(同書P153)
としてます。

”アルタイ系民族の騎馬遊牧文化は、そもそもこの地域において、最初に騎馬民族の技術を開発し、典型的な騎馬民族文化を成立させた、いわゆるスキュタイ人によって代表される、イラン系遊牧民の文化の圧倒的影響下に成立した。”(同書P154)

ここでスキュタイとは
”ユーラシアでは紀元前9世紀〜紀元後4世紀にかけて、中央アジアのソグディアナでは紀元後12世紀までの活動の記録が見えるイラン系遊牧騎馬民族および遊牧国家である。”

スキュタイの起源について、古代ギリシアの歴史家ヘロドトスによれば
”スキタイはもともとアジアの遊牧民であったが、マッサゲタイに攻め悩まされた結果、アラクセス河を渡り、当時のキンメリア地方に移ったという。当時のキンメリア(キンメリオイの地)は現在(ヘロドトス当時)のスキュティア(スキタイの地)とされているので、この時キンメリアはスキタイによって奪われ、スキュティアと呼ばれることとなった。”(以上Wikipeiaより)

スキタイ騎兵


つまり、スキタイは東方から、すなわち中央アジアのステップ地帯からやってきた可能性があることになります。

吉田氏によれば、
”スキュタイ人によって代表されるイラン系遊牧民は、インドヨーロッパ語族の一派であり、他のインドヨーロッパ語族が、アジアからヨーロッパにまたがる広大な農耕地域の各処に分かれて移住し、定住生活に入った後にも、なおインドヨーロッパ語族の発祥地に留まり、馬匹飼育遊牧民文化の伝統を維持していた種族である。”

”歴史時代においてもなお、ギリシアをはじめ、インド、イラン、ゲルマン、ケルトなどのインドヨーロッパ語系諸民族と、種々の形で接触や交渉を持っていた。”

”スキュタイ人とギリシア人のあいだには、ことに黒海の沿岸に建設され、スキュティアとの交易によって繁栄したギリシア植民都市を媒介として、さかんな通商と文物の交流が行われた。”

”これらのことを念頭におけば、先史時代のわが国まで、ギリシアをはじめとするインドヨーロッパ語系諸民族の神話と共通する要素を含んだ、イラン系遊牧民の神話の影響が及んだと考えるのも、けっして不可能ではなかろう”(同書P155)。

と述べてます。

前千年紀文化伝搬


上の図をみると、広いユーラシア大陸ですが、中央アジアステップ地帯を中心として、西は(図の外になりますが)ギリシアから、東は中国、朝鮮半島、そして日本列島までつながっており、文化も伝播したことが想像できます。

具体的にみていきます。

ヘロトドスの「歴史」第四巻からです

”スキュタイ人は彼らの民族と王家とが、天神と水の女神の結婚によって発祥したものと言い伝えられていた。またスキュタイの最有力の王家には、ヘロドトスの時代にもなお、王家の始祖のコラクサイスのために、王権のしるしとして天より降下したと信じられた三点の聖器が伝承され、歴代の王によって神のごとくに崇められ、大切に取り扱われていた。”(同書P159)

”日本の天皇家も神話にとれば、天より降臨したニニギの子の天神ホオリと、海神の娘の水女神とよばれるトヨタマヒメとの結婚から発祥したとされており、またその始祖に委ねられたこの国土にに対する統治権のしるしとして、天から降下したと言い伝えられた三点の神聖な宝器を、神のように敬いながら保有してきたことを想起させる。”(同書P160)

スキュタイ人も古代日本人も、天神と水の女神から始まり、また三種の神器を崇めていることがわかります。

スキュタイ人の三点の聖器とは、杯・斧・耕具で、それぞれ宗教(=王権)・軍事・食料生産の象徴です。
一方、日本神話の三点の神聖な宝器とは、鏡・剣・玉といういわゆる「三種の神器」で、同様の象徴である、としてます。

下表は、三種の神器と三点の聖器を比較したものです。

スキュタイ・日本三種の神器
このようにきれいな対比ができるのですが、これをすんなりと受け入れていいのか、という疑問もあります。この課題は、のちほどあらためて取り上げます。

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日本神話の源流(17)~ギリシア・スキュタイとの比較

前回紹介した神話のなかに、興味を引く描写があります。

(バウボは)ハーデースペルセポネーをさらわれたのを怒って神界を捨てたデメーテルがエレウシスに来たおり,自宅に迎え供応しようとするが,女神が悲しみのあまり何も口にしないのを見ると,衣をまくり上げて恥部をむき出してみせて失笑させ,ついに断食を破らせたという。” (ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「バウボ」)

どこかで聞いたことがある話ですね。
そうです、天岩戸神話のなかで、天岩戸に隠れたアマテラスアメノウズメが卑猥な踊りをして、引き出す場面と、とてもよく似ています。
詳しくはこちらをお読みください。
「日本神話の源流(14)~東南アジアとの比較 日食」

吉田氏は、
"男神の乱暴な行為によって深く傷つけられ、憤慨のあまり神々のあいだから姿を隠し、宇宙の秩序を維持するために肝要なその役割を果たすことを止めてしまって、世界を混乱状態に陥れた大女神をなだめるために、女性が滑稽な仕方で性器を露出し、笑いを誘発しているという、かなり奇異なものであるその内容において、明らかに、バウボによる性器呈示を物語るギリシア神話と一致しているといえる”(同書P145)
と述べてます。

さらにアルカディア地方には、同地で行われた密議の縁起譚として、次のような伝承があります。

"デメテルはあるとき、アルカディア地方を通りかかったおりに、彼女に情欲を燃やしたポセイドンによって、後をつけられているのに気づいた。彼女はそこで、とっさに一頭の牝馬に姿を変えて、付近で草を食んでいる馬の群れの中に混じり、ポセイドンの目をくらまそうとした。
しかしポセイドンは、女神の変身を目ざとく見破り、自身もすかさず牝馬の形をとると、牝馬になったデメテルを捕らえて、むりやりに情欲を遂げた。
この交わりの結果デメテルは、秘儀にあずからぬ者には名を明かすことのできぬ大女神と、アレイトンと呼ばれる一頭の馬を生んだ。
この事件の後、デメテルはポセイドンの理不尽な行為に憤って、黒衣に身を包み、山中の洞穴の中に閉じこもって、作物を生育させる大地女神としての機能を果たすことをやめ、世界を飢饉に陥れた。困惑したゼウスは、最後に運命の女神のモイライをこの隠所に派遣して説得にあたらせ、ようやくデメテルを洞穴から出させることができた。”(同書P146)

吉田氏はこの話とアマテラス神話との比較を詳細に述べてますが、表にまとめます。

ギリシア神話、天岩戸神話比較


いかがでしょうか。細かい描写まで、よく似ています。
ここから
”内陸アジアの馬匹飼育遊牧民によって、神話が西から東に運ばれたためであろう。”
という大林太良氏のかつての説を引用して、
”今日では基本的に正しいものとなっている。”と述べてます。

たしかにこれだけ似ていれば、そのような推測も成立しそうですが、はたしてそのように結論づけていいのかどうか、疑問も残ります。

それはのちほどということにして、先に進みましょう。

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【御礼】うれしいアマゾンレビューをいただきました!

いつも拙ブログを読んでくださりありがとうございます。

さてここまで本を5冊出版して、おかげさまで多くの方に読んでいただいております。

さまざまな声をいただいてますが、先般アマゾンにて、一冊目の「神話の世界から邪馬台国まで」について、たいへんうれしいレビューがありましたので、紹介いたします。

THE PLEIADESさんからです。

表題「あまりに明快」(2020年2月12日)

この本を読めば、邪馬台国とはなんであったかがはっきりと分かります。

先に読んだ森井章太郎さんの『統一倭国と神武東征: MENSAの頭脳が古代史の謎を解き明かす』では邪馬台国には触れられず、神武東征に焦点を絞って検証した結果、神武東征直後の時点では神武本人はまだ倭国王ではないどころか、その高官の末席に就いたに過ぎなかったと判断されています。

その後、天武天皇の前後の頃に至ってようやく天皇家は倭国王となり、そこで国号を日本国と改めたという説なのですが、森井さんの説では倭国はあくまで大和朝廷であり、そこでの支配勢力の変遷という観点です。

しかしながら本書とその後に続くシリーズを読めば、倭国とは最初から最後まで九州北部にあった王朝のことであったということに確信を抱くことになるでしょう。

邪馬台国と言われている国も、この倭国である九州王朝のその当時の主宰国の呼び名であったと思しき邪馬壹(やまい、もしくは、やまいち)国のことであり、それは中国の史書の記述や銅戈などの考古学的データから、どうしたって大和にはあり得ないことが分かります。

もっとも、森井さんの説は半分は正しく、神武東征とはこの倭国からなんらかの理由で飛び出した分家としての天皇家が大和に移って勢力を拡大し、やがて機に乗じて九州王朝に替わってこの国の支配勢力となっていく歴史の端緒であり、神武勢力が当時の倭国王ではなかったことは間違いないでしょう。

いずれにしてもこの数年で、こうした市井の研究者による古代史研究本が電子書籍で手軽に読めるようになったおかげで、これまでの旧態依然としたアカデミズムの頑迷なキメツケ、思い込みに囚われて完全な創作と化してしまっていた我が国の古代史が少しずつ塗り替えられはじめていることが実感されます。

一人でも多くの方がこうした本をお読みになることが研究者の方々の応援にもなります。ぜひ一読してみてください。”



少し前ですが、もうひとつ紹介します。
massyさんからです。

表題「理系的思考で歴史を知りたい人に」(2019年7月30日)

これまで歴史にはほとんど興味なかったのですが、古事記、日本書紀を読んで、なんだかもやもやした説明でした。Kindle Unlimitedで何気なくこの本を読んでみましたが、古事記、日本書紀に書かれている内容と歴史的事実との相関がわかり、腑に落ちた気がします。それにしても年の数え方、長さの数え方の基準が違い、この基準で歴史的事実を見直すとすべての年代が合致してくるのに、何故まだ説のままなのだろうか?”

お二方とも、古代史について冷静にかつ客観的に考えておられる方のようです。たいへんあたたかいコメントであり、著者冥利につきます。

もし皆さんのなかで拙著を読まれた方がいたら、レビューをいただけるとうれしいです。
よろしくお願い申し上げます!!






続編もよろしくお願いいたします!!







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日本神話の源流(16)~ギリシア神話との比較

ここまで日本神話の源流について、南洋(メラネシア他)、アジア大陸東南部(インドシナ、インドアッサム地方、中国江南地方)をみてきました。
通説では、中国江南地方が発祥であり、そこからインドシナ、メラネシアへと伝わる一方、日本列島にも伝わった、との説が有力視されているとしてます。

その一方で、インドシナ南部にかつて存在したスンダランドが発祥であり、そこから北上して中国江南地方を経て、あるいは直接黒潮に乗り海路で日本列島につたわった可能性について、お話しました。

ところが話はこれで終わりではこれでありません。

皆さんのなかには、日本神話のなかに、朝鮮半島や中央アジアなどいわゆる北方系の要素が多く含まれている、という話を聞いたことがある方も、多いと思います。

さらに、遠く西方に離れたギリシアやスキュタイ、インド、イラン、ゲルマン、ケルトなど、インドヨーロッパ語族とよばれる諸民族との関連も指摘されています。

日本の神話が、それら遠く離れた地域の神話と似ているというのは、単なる偶然でしょうか。それとも何らかの関係があるのでしょうか?。

ここからはそれら諸神話との関係をみていきましょう。

まず、イザナギの黄泉(よみ)の国訪問神話と、ギリシアの有名なオルペウス伝説との類似についてです。

イザナミの黄泉の国訪問の話と、ニュージーランドのマオリ族のあいだに伝わる神話が類似していることは、前にお話ししました。
詳しくは
「日本神話の源流(6)~国生みと神生み」
を参照ください。

ところがギリシアのオルペウス伝説にも同じような話があり、興味深いことに、ニュージーランドのマオリ族の神話よりもさらに著しい類似を示すというのです(同書P136)。

ではオルペウスについての概要です。

”(オルペウスは)ギリシア神話に登場する吟遊詩人であり、古代に隆盛した密儀宗教であるオルペウス教の始祖とされる。オルペウスの妻エウリュディケーが毒蛇にかまれて死んだとき、オルペウスは妻を取り戻すために冥府に入った。彼の弾く竪琴の哀切な音色の前に、ステュクスの渡し守カローンも、冥界の番犬ケルベロスもおとなしくなり、冥界の人々は魅了され、みな涙を流して聴き入った。

ついにオルペウスは冥界の王ハーデースとその妃ペルセポネーの王座の前に立ち、竪琴を奏でてエウリュディケーの返還を求めた。オルペウスの悲しい琴の音に涙を流すペルセポネーに説得され、ハーデースは、「冥界から抜け出すまでの間、決して後ろを振り返ってはならない」という条件を付け、エウリュディケーをオルペウスの後ろに従わせて送った。
目の前に光が見え、冥界からあと少しで抜け出すというところで、
不安に駆られたオルペウスは後ろを振り向き、妻の姿を見たが、それが最後の別れとなった。” (Wikipediaより)

オルペウス


この話について、
”死んだ愛妻を連れ戻すため冥府を訪問した夫の話であり、結局失敗した点でも、合致している。
失敗の具体的原因が、主人公が冥府で亡妻の姿を見てはならぬいう禁止に背いたことであったという、特異な細目まで一致している点で、ニュージーランドのマオリ族の話より、一致が顕著”(同書P140)
と指摘してます。

イザナギがイザナミを黄泉の国から連れ戻すのに失敗した原因に、イザナギが「イザナミを見てはいけない」という約束を破ったからというのがありますが、マオリ族の話にはこの原因についての説明がありません。一方、オルペウスの話には、明確に原因が書かれてますね。

ギリシア・日本・マオリ神話比較


さらに、”イザナギが冥府からイザナミを連れて戻れなかった理由の一つは、イザナミがすでに冥界の食物を摂取したからだが、これときわめてよく似た話がギリシア神話にある。”と指摘してます(同書P140)。

具体的には、オルペウス伝説に出てきた冥界の王ハーデースの妃ペルセポネー女神の話です。

”(ペルセポネーとは)ゼウスデーメーテールの娘(一説にはゼウスとステュクスの娘)で、ハーデース(ローマ神話のプルートーに相当)の妻として傍らに座しているとされる。
ペルセポネー(当時のコレー)は、ニューサ(山地であるが、どこであるのか諸説ある)の野原でニュムペー(妖精)たちと供に花を摘んでいた。するとそこにひときわ美しい水仙の花が咲いていたのである。ペルセポネーがその花を摘もうとニュムペーたちから離れた瞬間、急に大地が裂け、黒い馬に乗ったハーデースが現れ彼女は冥府に連れ去られてしまう。

オリュムポスでは、ペルセポネーが行方知れずになったことを不審に思った母デーメーテールが、太陽神ヘーリオスから、ハーデースがペルセポネーを冥府へと連れ去ったことを知る。女神はゼウスの元へ抗議に行くが、ゼウスは取り合わず、「冥府の王であるハーデースであれば夫として不釣合いではない」と発言した。これを聞き、娘の略奪をゼウスらが認めていることにデーメーテールが激怒し、オリュンポスを去り大地に実りをもたらすのをやめ、地上に姿を隠す。

一方、冥府に連れ去られたペルセポネーは丁重に扱われるも、自分から進んで暗い冥府に来た訳ではないため、ハーデースのアプローチに対しても首を縦に振らなかった。
その後ゼウスがヘルメースを遣わし、ハーデースにペルセポネーを解放するように伝え、ハーデースもこれに応じる形でペルセポネーを解放した。その際、ハーデースがザクロの実を差し出す。それまで拒み続けていたペルセポネーであったが、ハーデースから丁重に扱われていたことと、何より空腹に耐えかねて、そのザクロの実の中にあった12粒のうちの4粒(または6粒)を食べてしまった。

そして母であるデーメーテールの元に帰還したペルセポネーであったが、冥府のザクロを食べてしまったことを母に告げる。冥界の食べ物を食べた者は、冥界に属するという神々の取り決めがあったため、ペルセポネーは冥界に属さなければならない。デーメーテールはザクロは無理やり食べさせられたと主張してペルセポネーが再び冥府で暮らすことに反対するも、デーメーテールは神々の取り決めを覆せなかった。
そして、食べてしまったザクロの数だけ冥府で暮らす(1年のうちの1/3(または1/2)を冥府で過ごす)こととなり、彼女は冥府の王妃ペルセポネーとしてハーデースの元に嫁いで行ったのである。そしてデーメーテールは、娘が冥界に居る時期だけは、地上に実りをもたらすのを止めるようになった。これが冬(もしくは夏)という季節の始まりだという。

また、ペルセポネーが地上に戻る時期は、母である豊穣の女神デーメーテールの喜びが地上に満ち溢れるとされる。これが春という季節である。そのため、ペルセポネーは春の女神(もしくはそれに相当する芽吹きの季節の女神)とされる。ペルセポネーの冥界行きと帰還を中軸とするエレウシース秘儀は死後の復活や死後の世界における幸福、救済を保証するものだったと考えられている。”(Wikipediaより)

ベルセポネー


たしかに、ペルポセネーはザクロの実の中にあった粒を食べてしまったため、冥界に属さなければならなくなったわけで、イザナミが冥界の食物を食べてしまったから冥界から戻れなかった、という話と、パターンは同じです

一方、このような話は世界のほとんどすべての地域に見出されるもので、驚くにあたらない、との反論もされてます(同書P141)。

しかしながらこのオルペウス型神話は、旧大陸においては、日本とギリシアにしかみられない、としてます。

また”もとは上界に居住していた有力な女神がなぜ冥界に所属する存在となり、死者の国の支配者となったかを説明するために用いられている点でも、一致している。”(同書P143)と指摘してます。

このようにみてくると、「ギリシア神話と日本神話の類似は単なる偶然ではない」という感が強くなってきますね。

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青松光晴

Author:青松光晴
古代史研究家。理工系出身のビジネスマンとして一般企業に勤務する傍ら、古代史に関する情報を多方面から収集、独自の科学的アプローチにて、古代史の謎を解明中。特技は中国拳法。その他、現在はまっている趣味は、ハーブを栽培して料理をつくることです。
著書です。



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