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沖ノ島祭祀を執り行ったのはだれか?(3)~祭祀の4段階

では4世紀以降の沖ノ島祭祀について、みていきましょう。

”沖ノ島で確認されている祭祀遺跡は図 5 に示すように 23 箇所あるが、すべてが詳しく調査されているわけではない。これらの遺跡は、祭祀の推定年代により次の4段階に分類されている。”

沖ノ島祭祀遺跡位置



沖ノ島祭祀遺跡位置図 
【解説】
沖ノ島は、1平方キロメートルほどの小さな島です。そこに8万点を越える国宝があったのですから、沖ノ島祭祀遺跡は、島全体にわたって広がっていると、以前の私は思ってました。
ところが23箇所の遺跡は、島の一ヵ所に集中しているのです。範囲でいうと、横幅50メートル、縦幅200メートルほどです。もしかしたら他にもあり、まだ発掘されていない可能性もりますが、少なくとも現在わかっている範囲でいえば、想像していたよりかなり、狭い範囲に集中してます。
それだけ濃い遺跡群といえますね。

そして4世紀以降に始まった祭祀ですが、次の4段階に分かれてるとされてます。

①岩上祭祀(4世紀後半~5世紀)
②岩陰祭祀(5世紀後半~7世紀)

③半岩陰・半露天祭祀(7世紀後半~8世紀前半)
④露天祭祀(8世紀~9世紀末)

詳しくは次回以降としますが、こんなイメージです。

沖の島祭祀4段階 
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テーマ : 歴史
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プロフィール

青松光晴

Author:青松光晴
古代史研究家。理工系出身のビジネスマンとして一般企業に勤務する傍ら、古代史に関する情報を多方面から収集、独自の科学的アプローチにて、古代史の謎を解明中。特技は中国拳法。その他、現在はまっている趣味は、ハーブを栽培して料理をつくることです。
著書です。



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