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日本神話の源流(24)~日本神話のなかの三種の機能 

ここまで、日本の神話の源流について、吉田氏の説をみてきました。
それは、日本神話の一部は、
ギリシア→中央アジアステップ地帯(ナルト抒情詩・スキュタイ神話)→朝鮮半島(高句麗建国伝説)→日本
というルートで、伝播してきたのではないか、というものです。

前に、日本の三種の神器と、古代スキュタイの王家に伝承されていた三点の天来の聖宝とのあいだに、符号がみられることを、紹介しました。そして日本神話には、社会は、
1.祭司=主権者
2・戦士
3.食料生産者=庶民

という三種類の人々によって構成されており、1の主権者=祭司と2の戦士との二部分からなる高貴な出自の支配層が、国土に土着し食料と富の生産に従事する庶民の上に君臨するという形をとって構成されるべきであるとする観念が表明されている、と指摘してます(同書P197-200)

日本神話のなかの神々を、三種の機能別にみると、次の表のように整理されます。

日本神話三種機能

はたしてこのようにきれいに整理できるものなのか、若干の疑問はあります。

たとえば、軍事の機能として、天孫降臨の際に、天孫(ニニギ)を護衛して先駆けとなった大伴・久米氏らの武神が挙げらているのはいいのですが、その一方で、スサノオも挙げられてます。

スサノオについては、微妙なところです。
たしかに高天原を追い出されたのち、出雲にやってきて、ヤマタノオロチ退治などして国を治め、オオクニヌシの義父あるいは祖先となった、ということですから、先駆けとなったといえなくはありません。ただしそれが、アマテラスの護衛として活動したといえるのか、微妙なところではあります。
あくまで「戦闘的な武神」という意味で、ということでしょうか。

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テーマ : 歴史
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プロフィール

青松光晴

Author:青松光晴
古代史研究家。理工系出身のビジネスマンとして一般企業に勤務する傍ら、古代史に関する情報を多方面から収集、独自の科学的アプローチにて、古代史の謎を解明中。特技は中国拳法。その他、現在はまっている趣味は、ハーブを栽培して料理をつくることです。
著書です。



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