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古事記・日本書紀のなかの史実 (16)~神生み① オオワダツミ

 国生みが終わり、神生みです。

まず古事記からです。
はじめに、大事忍男神(オホコトオシヲノカミ)が生まれます。この神はよくわかっていません。

次に、六柱の神が生まれます。
石土毘古神(イハツチビコノカミ)・ 石巣比売神(イハスヒメニカミ)・大戸日別神(オホトヒワケノカミ)・ 天之吹男神(アメノフキヲノカミ)・大屋毘古神(オホヤビコノカミ)・ 風木津別之忍男神(カザモツワケノオシヲノカミ)

いずれも家宅を表すあるいは守る神で、
「家宅六神」とよばれます。

次に海を統べる神、大綿津見神(オホワタツミノカミ)が生まれます。この神はたいへん重要な神で、こののちたびたび登場します。

”伊邪那岐命が黄泉から帰って禊をした時に、ソコツワタツミ(底津綿津見神、底津少童命)、ナカツワタツミ(中津綿津見神、中津少童命)、ウワツワタツミ(上津綿津見神、表津少童命)の三神が生まれ、この三神を総称して綿津見三神と呼んでいる。この三神はオオワタツミとは別神であるとの説や、同神との説がある。
この時、ソコツツノオノカミ(底筒之男神)、ナカツツノオノカミ(中筒之男神)、ウワツツノオノカミ(上筒之男神)住吉三神(住吉大神)も一緒に生まれている。”

綿津見三神とはワタツミという名前が同じであることから、同神か別神かという説があります。
たしかに二度生まれているので、別神とも考えられますが、そうであったとしても同系列であることは間違いありません。

”また、綿津見神三神の子の宇都志日金析命(ウツシヒカナサクノミコト、穂高見命)が九州北部の海人族であったとされる阿曇連(阿曇氏)の祖神であると記している。現在も末裔が宮司を務める志賀海神社は安曇氏伝承の地である。
また高見命は穂高の峯に降臨したとの伝説があり、信濃にも安曇氏が進出している。

福岡市の志賀海神社の宮司が安曇氏末裔であり、綿津見三神系統とされてます。志賀島には、イザナギが禊をしたとの伝承も伝わっており、強い関連性が推測できます。
安曇氏は信州にも進出したとされ、安曇野(あずみの)はその名残との説があります。

”山幸彦と海幸彦の段では、火照命又は火須勢理命(海幸彦)の釣針をなくして困っていた火遠理命(山幸彦)が、塩土老翁の助言に従って綿津見大神(豊玉彦)の元を訪れ、綿津見大神の娘である豊玉毘売(トヨタマヒメ)と結婚している。
二神の間の子である鵜草葺不合(ウガヤフキアエズ)命は豊玉毘売の妹である玉依毘売(タマヨリヒメ)に育てられ、後に結婚して若御毛沼命(神倭伊波礼琵古命・かむやまといわれひこ・のちの神武天皇)らを生んでいる。
綿津見大神の出自は書かれていないが、一般にはオオワタツミと同一神と考えられている。"

さらに有名な海幸彦・山幸彦神話にも登場します。
綿津見大神は、神武天皇の父親であるウガヤフキアエズの妻タマヨリヒメの父親ですから、神武天皇の祖父にあたります。

”伊邪那岐命、または同神と伊邪那美命の子に置かれる神で、子には宇都志日金析命(穂高見命)、布留多摩命(振玉命)、豊玉毘売命、玉依毘売命の四兄妹がいる。
この内、宇都志日金析命は阿曇氏の祖神で、布留多摩命は倭国造、八木氏、尾張氏の祖神とされる。なお豊玉毘売命と玉依毘売命の姉妹は、火遠理命の妻になったという世代を考えて、実際には宇都志日金析命の妹ではなく娘であったと見る説があるる。”(以上Wikipediaより)

以上、いくつかの場面に登場し、話がたいへんややこしくなってます。また、多くの豪族の祖神にもなっていることがわかります。
時代も異なっているので、同神とは考えにくいですが、同系統であることは間違いないでしょう。

古事記・日本書紀における最重要神の一柱といえますね。

神生み1

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プロフィール

青松光晴

Author:青松光晴
古代史研究家。理工系出身のビジネスマンとして一般企業に勤務する傍ら、古代史に関する情報を多方面から収集、独自の科学的アプローチにて、古代史の謎を解明中。特技は中国拳法。その他、現在はまっている趣味は、ハーブを栽培して料理をつくることです。
著書です。



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